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教官「さて、そろそろだな・・・」
周りを見渡すとすでに限界なのか腰が抜けている者や素振りに切れがない者などばかりだった
教官「まぁ、二千回も素振りしてればこうなるか」
教官があたりを見渡していると一人の騎士に目が止まった
???「フンッ、フンッ」
二千回というとてつもないかずの素振りをしているにも関わらず太刀筋一つ変わらずに鋭い振りを繰り返していた
教官「あいつは・・・たしかアルベスだったか?」
アルベス・・・と呼ばれた騎士は顔色一つ変えることなく素振りを続けている
教官「十年に一人の逸材か・・・新米騎士の中じゃ頭一つ違うな、素振り二千回でも余裕とは、末恐ろしいやつだ」
黙々と素振りを続けるアルベスの横で今にも死にそうなくらいヘトヘトになりながら素振りを続ける者がいた
???「はぁ、はぁ・・・」
教官「ん?アイツは・・・」
教官は死にそうな騎士に目を向ける
教官「おい!!、え~とユウだったか?」
ユウ「はぃ、そうですけど」
ヘロヘロの状態で必死に答えるユウ
教官「もっと腰を入れろ素振りもまっすぐ振りかぶりまっすぐ振り下ろせ!!」
教官はユウに向かって檄を飛ばす
ユウ「はっ、はいぃぃぃ」
慌ててユウは教官に言われたとうりにするが、体力が限界なのかすぐに元に戻ってしまう
教官(う~む・・・どうもこいつには剣術の才能がないみたいだな)
教官が心の中でつぶやくと、一人の騎士に目が止まった
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