落ちこぼれの救世主

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ユウ「・・・」 翔がユウの元を離れてからしばらく時間がたつがいまだに動けないままでいたユウ ザクッ、ザクッ そのとき、ユウに近づいてくる足音が聞こえてきた ???「あのぉ、大丈夫ですか?」 ユウ「ん?・・・」 声がした方へ振り向くユウ ユウ「君は?・・・」 ハル「あっ!!申し遅れました、私はハルって言います」 ハルと言うなの女性騎士は慌てて名前を名乗る ユウ「ハルって言うんだ、で僕に何か用?」 ハル「あ!!、別に用事があるって訳ではないんですけど・・・ずっと倒れたまま動かないので少し心配になったもので」 少し遠慮気味に話すハル ユウ「あぁ、今日はいつもより演習が厳しかったからね、倒れたまんま眠ちゃったみたい」 まだ体力が回復していないのか倒れたまま話すユウ ユウ「情けないよね、演習が終わるたんびに倒れてるなんてさ・・・」 意気消沈した様子のユウ ハル「そんな事ないですよ!!いつも一生懸命頑張っているじゃないですか」 落ち込んでいるユウを励ます ユウ「はは、優しいんだね、初対面なのにこんなに励まされるとは思わなかったよ」 はにかみながら答える ハル「いつも見てましたから・・・どんなにヘトヘトでも手を抜くことなく演習を続けてるなんて本当に凄いことですよ!!」 ユウ「そんなに僕のこと見てたのか・・・なんだか恥ずかしいな」 照れ笑いを浮かべているユウ ハル「あっ、すいません」 ハルも少し恥ずかしそうに呟く ユウ「でも、おかげて元気が出たよありがとう」 満面の笑みを浮かべる ハル「あっ!!そうだ」 何か思い出したのか突然ユウに話しかける ハル「少しいいですか?」 ハルはユウの体の上に右手をかざす ユウ「なっ、何?」 突然の行動に戸惑うユウ ハル「いいから・・・」 ハルは目をつぶり集中する ハル「はい、いいですよ」 ハルは手をどける ユウ「!!、体が軽い!!なんで?」 さっきまでまともに動けなかったユウの体の疲労が軽減されていた ハル「ふふ、おまじないです・・・あっ!!もうこんな時間!!」 ハルは驚いた後 ハル「すいません、失礼します」 慌てて走り去ってしまった ユウ「不思議な人だなぁ」 ユウはそう呟くと走り去るハルを眺めていた
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