track.2 / アイス・ドウター壊滅

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 ルベリエは漆黒の焔を身に纏ったレイヴァンの姿を見て、冷や汗を流した。 「紅瞳の漆黒の焔… テメェが…ウォーカーか」  ルベリエの部下達がザワザワしだした。 「ウォーカー…って 1年前に世界的な戦闘武装殺戮集団を1人で潰した…… レイヴァン・T・ウォーカー!?」 「確か…賞金額は9億8千万ラフ」 「能力の詳細は…組織全滅で不明」 「確実に殺られる…」  ルベリエの部下達はレイヴァンの名を聞くと青冷めていった…  シュナリアをルベリエの部下達の話を聞き、レイヴァンを見た。 「レイヴァン…あなたは一体……」   バォンッ!!!  銃声の直後にアジトの屋根にポッカリ穴が空き誰かが入ってきた… 「久し振りだな…馬鹿弟子……」  レイヴァンは珍しく驚きと焦りの表情を見せた。 「し…師匠…… なんでアンタが……」  師匠と呼ばれた男は腰辺りまで伸びた白髪で、黒いロングコートに白い魔銃を持っていた。 「随分…――禍々しい魔力を垂れ流してんな…… まぁ…用件はコレだ」  師匠は抜き身の刀をレイヴァンに投げ渡した。  
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