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レイヴァンは投げられたものを難なく受け取った。
「俺の刀……
まさか直して……」
師匠はレイヴァンに背中を向けた…
「雑魚は一瞬で俺が消してやる…
後はお前の仕事だ…」
師匠は二本指をルベリエの部下達に向けた…
「破砕の九十二
後洸ノ制裁」
グシャッ!!!!
ルベリエの部下達80名程が詠唱破棄した光魔術で全員が血と肉の塊になり崩れ堕ちた。
「行ってこい……馬鹿弟子」
レイヴァンは漆黒の焔の火力が一気に上昇し、紅瞳から放たれる殺気はルベリエを一瞬弛緩させた。
「ハッ……
来いよウォーカー!!!」
「あぁ…」
ボンッッ!!!
レイヴァンの体から漆黒の焔が勢いよく噴射し、レイヴァンはルベリエの後ろに移動していた…
「なっ…!?
馬鹿な!?」
ルベリエは氷の斧でレイヴァンを仕留めようとしたが、細身の怪しく耀く漆黒の刀が受け止めていた…
ルベリエは危機を感じ取りレイヴァンに背を向け走り出した。
師匠はシュナリアの横にいた。
「フッ…馬鹿弟子の勝ちだな」
師匠は微笑みを浮かべた後、一瞬にして姿を消した。
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