track.2 / アイス・ドウター壊滅

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 レイヴァンは投げられたものを難なく受け取った。 「俺の刀…… まさか直して……」  師匠はレイヴァンに背中を向けた… 「雑魚は一瞬で俺が消してやる… 後はお前の仕事だ…」  師匠は二本指をルベリエの部下達に向けた… 「破砕の九十二 後洸ノ制裁」   グシャッ!!!!  ルベリエの部下達80名程が詠唱破棄した光魔術で全員が血と肉の塊になり崩れ堕ちた。 「行ってこい……馬鹿弟子」  レイヴァンは漆黒の焔の火力が一気に上昇し、紅瞳から放たれる殺気はルベリエを一瞬弛緩させた。 「ハッ…… 来いよウォーカー!!!」 「あぁ…」   ボンッッ!!!  レイヴァンの体から漆黒の焔が勢いよく噴射し、レイヴァンはルベリエの後ろに移動していた… 「なっ…!? 馬鹿な!?」  ルベリエは氷の斧でレイヴァンを仕留めようとしたが、細身の怪しく耀く漆黒の刀が受け止めていた…  ルベリエは危機を感じ取りレイヴァンに背を向け走り出した。  師匠はシュナリアの横にいた。 「フッ…馬鹿弟子の勝ちだな」  師匠は微笑みを浮かべた後、一瞬にして姿を消した。  
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