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田中にみんなの目が集まった。
「ええ!僕何か変なこと言いました?」
「いや、いいこといった、何もしないで居るより、何かしていた方ずっといいから」山本が答えた。
石川が「何かすると言っても、この時代に知り合い何て居ませんよ、それにツテないんですから」
「それなら大丈夫さ、すごい味方がいるよ、歴史って味方がね」
「なるほど、さすが佐藤さん!」
「出来ものなら、広島、長崎は止めたいですね」鈴木がボツり呟いた。
「原爆投下か、これは止める価値があるな」軍司いった。
「どこから始めます?今からでは満州事変は間に合わない、15年戦争の始まり、止められない」
「白石さん、満州事変はあきらめましょう!その後如何に止めるかです」
「そうですね、高橋さんの言う通りこの後如何に止めるかです」
「それじゃ、我々の最終目標は、広島、長崎の悲劇を止めること、原爆投下の阻止ということにしましょう」桜井が提案した。みんなが頷き賛意を示す。今まで思案解にしてた、海野が「どこに、アブローチするかが問題です、陸軍より海軍の方がいいと、思いますけど」
「海軍にあてが有るかな?」
「はい、高橋さん、米内中将と山本少将です」
「じゃ早速図書室のパソコン使って、この時期二人が何処にいるか調べよう」
「この時期なら、米内中将は鎮海です、山本少将は、海軍航空本部技術部長になっていたす」
「山本さん!?マニアなんですか!」
「米内中将も山本少将も、海軍の良識派です周知のことです」
「海野さんまで!?マニア?」
海軍へのアブローチ、特に、米内中将と山本少将にアブローチするため、図書室のパソコンを使って、情報を集めることなった。
最終的、山本五十六海軍少将にアブローチすることなり、我々が、未来から来たことを、明かすかどうか話し合わされた。
どの道、未来から来たことが解ってしまうなら、最初から話して置いた方がいいということなり、初めから明かすことにした。
決行日は9月18日、満州事変の始まり柳条湖事件の日である。
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