20代

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その日のお昼、いつものように食事の用意をしようと、部屋から出た時、オトンが「話があるから、来て」と言った。 オトンとオカンがいる部屋に入ると、オトンが「番号あった。おめでとう。頑張ったな」と言った。オカンは満面の笑顔だった。初めてオカンの笑顔を見た。 嬉し涙が出た。私だってやればできるんだって思った。と同時に、言わないといけないことがあった。 親はその間、将来はお医者さんかぁと嬉しがっていた。
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