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ちづる学年
安岐ちづるの口癖は“仲良くていいな~”であった
ちづる自身に友達がいない訳ではなく、むしろ交友関係は広いのだ
演劇サークル内にちづるの年は25人も入部した
男10人
女15人
はっきりいえば女所帯...権力は女子が持ち
男子は微弱な変わったヤツが多かった
だから
当然といぇば当然
お姉さん女子は男子に見向きもしなぃ
女子でもグループをつくり
グループで行動していた
ちづるの大学はキャンパスが4つに分かれていて①がメインだとすると②までは自転車で30分③までは電車で1時間④までは車で2時間といぅ位置関係
2学年になるとそれぞれのキャンパスに移るので、仲のよかったグループの子はみんな④キャンパスに移り
ちづるは①キャンパスに残るたったひとりの女子となった
①キャンパスに残るは今井、大野の男子2人にちづる1人だった
今井は元部長、副部長とつるんでいて、上級生の仲間入りをしていた
大野は実家通い
練習後はそれほど遊べなかった
ちづるは早苗先輩や後輩の佳奈や彩美と遊んでいた
だから...
2年生の夏の時点でも距離があった
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