序章 始まりは出会いから

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次の日、教え子だとしても仮にも東宮様なのだから、正装していかなければ失礼だと思い、自分の出来る限りの正装をしていき、黄玉様の元へ向かう。 「お待ちしていました」 穏やかの笑顔で俺を待っていた黄玉様を俺には眩しすぎて直視出来ず、ついと顔をそらす。 不思議な顔をする黄玉様を尻目に「教えて欲しい物は?」と問い、早速勉強に入る事にした。 どうかこの時間が早く終わってくれれば良い。 早く終われば自分が変わる事は無くなる。 ……そういう時に限って時間って早く過ぎないもんなんだよな。
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