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とりあえず、黎明の止血は終わったので椿姫の方の手伝いをしにいく。
雫の腹からはたえず血があふれ出している。
止血の効果はあまり無いようだ。
一体如何すれば良い……っ!!
その時、雫の体と僕の体、黎明の体を光が包む。
その光の眩しさと突然の出来事に僕は思わず目を瞑った。
しかし、光が僕達を包んだのはほんの僅かな時間だけで、直ぐに光は消えてしまった。
驚いた事に、あれほど深かった雫の傷口が塞がり、完全に治っている。
もしかしてと振り返ってみると、黎明の傷も治っている。
これはいったい……
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