第二十三幕

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追う事を阻止された戦士達は秋の周りにいた。 一人の戦士が秋に近寄り怒鳴った。 「秋さん!何故逃がしたのですか!」 秋は鬱陶しそうに目を細める。 「うるさいなぁ…。アンタさ…偉そう…。誰に向かって口聞いてんの?」 秋が睨むと戦士は黙ってしまった。 「いや…秋の言い分は正しいよ。」 戦士達はその声を聞き振り返った。 「ナツキ様!」 ナツキはこちらへと向かって歩いて来ていた。 俺は【さん】で兄貴は【様】かよ…。 秋は心の中で舌打ちをする。
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