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「冬は生かすべき人間だ。見たろ?素晴らしいくらい臨機応変な対応と運動神経。」
ナツキは恍惚感を味わっている。
「で…ですが…殺【あい】せと命じられたのは…ナツキ様では…。」
前に出た戦士が困惑する様に言う。
ナツキはそれを冷たいまなざしで見た。
「ダメだな…何もわかっていない。お前ごときが何人束になろうと冬には勝てないよ…。」
「クックッ。」
秋がナツキの答えに同感して笑うと戦士は秋を一瞬睨んだ。
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