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もちろん秋はそれを見逃さない。
「まぁまぁ…。落ち着け。秋は俺の大事な家族だ…。許してやれ。」
秋はナツキの言葉にイラ立った。
何故俺が許しを請わなければならない?
あぁ…。
もう誰も許さない。
「冬を殺【あい】せるのは、俺か春だ…。」
秋は自分が入っていない事に気付いたがさっさと作業を進めた。
ロープで出来た梯子をエレベーターに降ろす。
「フフフ…。撤収だ。」
ナツキは笑いながら言う。
「兄貴、何人か残してくれよ。」
秋はそう言ってさっき秋を笑った男ともう一人の屈強な男を残してもらった。
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