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「何がバカなの?」
私がコーヒーを二つ淹れてマキの側のテーブルに一つ置き私はソファに座った。
「私…あんな男に真剣に…。」
マキの瞳から涙が零れた。
「悪い事ではないわ。」
誰しもがきっと恋をする。
相手が必ず善人とは限らない。
「写真を持ってたなんて…知らなかった。」
マキは指で写真をなぞる。
「殺し屋…なんでしょ?アナタ。」
……………。
私は答えなかった。
「それを言ったら…私は生きて帰れないのね…。」
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