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鳥達が歌い風が奏でる音の中
一人屋上で寝転んでいる少年がいる
ある生徒が少年にそっと近付き
勢いよく少年の体の上に飛び付いた
少年
「わったっる~!」
ドンッ
渉
「グハッ」
少年
「何柄にも無く黄昏てんの?」
渉
「竜二てめぇ・・・」
竜二
「そんな怒るなよ~、大事な仲間が落ち込んでいたら元気付けるのが当たり前じゃん!?」
渉
「別に落ち込んでねぇよ、横になったら気持ち良かったからそのまま寝ちまったんだよ」
竜二
「なんだつまんね(笑)」
(つまんねってぉぃ)
彼の名は竜二
お気楽でいつもバカな事ばっかやってる
明るくて盛り上げ役のせいか意外とモテル
高一からの付き合いでいつも一緒にいる
毎日普通に学校に通いいつも通り竜二のバカに付き合う
それが俺の習慣だった
そんな高校三年生の秋
あんな事が起きるなんて思ってもいなかった。
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