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気付くとベットの上で横になっていた
朝日が窓からさし込みいつもと同じ朝だ、と思う
渉
「昨日のは夢か・・・?」
昨日の事がうまく思い出せないのか渉は少し静まる
すると一階の方から渉を呼ぶ声がした
渉母
「渉~、遅刻するわよー」
夢とか考えていてもしょうがない
もうあの子に会う事は二度とないのだから確認のしようもない
渉はそう思っていたのだ
渉
「おはよ」
渉母
「おはよ、ご飯食べちゃってさっさと行きなさい」
渉が時計を見ると既に登校時間の終了15分前であった
渉は朝食を急いで口に運び着替えて家を飛び出した
門を閉めるベルが朝の町に響く
渉
「わぁー!まってまってぇ!!」
門を閉めている先生がやれやれと首を振り渉に呼び掛ける
先生
「また遅刻かぁ、少しは早めにこいよー」
走りながら下駄箱に向かう渉はすれ違い際に先生に頭を下げて急いだ
なんとか朝のホームルームが始まる前に渉は席に着き教科書を机にしまった
朝のホームルームが終わり渉は水を飲みに廊下に出て
それを済ますとまた直ぐ席に戻った
いつもと変わらない様に授業を受けていつも通り竜二とばかをやっている
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