診療所の娘の話

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時は幕末、京都は左幕派と倒幕派の双方に別れ、日々人びとが斬り斬られ。 これは町の開業医であり、一人の父親でもある池波 正三の娘の記録である。 私は池波 遊。 女子であり医者である。とは言っても、父の診療を手伝わせてもらっている身分に過ぎないのだけれど。
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