沖田という男の話

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「そんなに前から続いているのですか。山崎さんには言いましたか。」 「いえ」 「何故言わんのです。」 「大したことじゃありませんから。」 「そんなことはありません、刀を持つものとして、健康は重要なことですよ。」 「わかってます。でも山崎さんに言ったら、土方さんや近藤さんに伝わってしまうじゃないですか。」 ヘタに心配されるよりは、と沖田。 「それに、具合が悪いなんて言ったら戦に参加させてもらえなくなるじゃないですか。」
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