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それを聞いた吉岡は、
「そんなに戦うのが好きですか。……人を斬るのが、好きですか!」
と突如火のついた様に叫んだ。
まるで尋ねると言うよりは、怒りのまま叫んだという方が相応しい様な怒剣幕である。
いきなり激しい口調で問われた沖田はキョトンとするばかりだ。
「戦に出るのが好きですか、と。おかしなことを聞くなぁ。好きも何も、それが私たちの仕事じゃないですか。」
「仕事なら何をしても良いのか。仕事なら、誰を斬っても良いのか!!!」
「何をそんなに怒っているんです。人を斬るのが怖いんですか。」
「そんなことではありません!!オレが聞きたいのはあなたは人を斬っても何とも思わないのか!一体何のため、新選組に入り人を斬るのです!!己の力を誇示したいからか!!!」
吉岡の顔は激昂のため真っ赤に染まっている。
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