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「バスケを悪く言わないでぇええええ!!!!!!!!!」
向って来たソレは、紛れも無くオッサンだった。
しかも知らん人。形状がかなりおかしい。
俺「wwwwwwww」
オッサンの格好を見て私は吹き出した。
なんか知らないバスケ漫画で出来た球体から手足、顔、おまたに生えてる如意棒だけが出て居る。
俺「出すもん間違えてないかwwwwwwww」
妹は平然とそれを見て居る。
私はキメェとかウゼェとか色々暴言を吐いて居た。
頭にきたのかオッサンがすごいスピードで私目掛けて転がって来る。
これはまずいと逃げ出そうとした瞬間だった。
ベ
チ
ャ
ッ
私はあっけなく潰されてしまった。
いつからか始まった戦闘…。
画面にはテロップが出て居た。
「Rに180のダメージ!」
意外と強いのね☆
私がグッタリして居ると、背後から凜とした男性の声がした。
「大丈夫か?!」
反射的に振り返る。
するとそこには金髪で緑の服を着た、耳の尖ったイケメン剣士…
の下敷きがあった。
…立ってる。…ウゼェ。
人間、ペラペラしたものが立ち上がっていると、息を吹き掛けたくなるものだ。
私は迷わず息を吹き掛けた。
「エルフの剣士に998のダメージ!」
弱☆
下敷き「ぐわあぁあああ!!!!!!!!!」
その無駄にでかい叫び声で、ボールのオッサンが振り返る。
そしてまたゴロゴロと転がって来る。
私はハッとした。
オッサンの先には、可愛い可愛い妹が…!
私はとっさに叫んだ。
「オッサン!危ない!」
妹はオッサンの股間を凝視している。
オッサンは興奮しているのかハァハァしながら転がって来る。
「妹のこうげき!」
妹「ポークビッツじゃん。」
「バスケットボールのこころに999999のダメージ!」
瞬間、オッサンは飛び散った…。
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