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2日経っても戻らない少女を心配した母親と、村の猟師が森の小屋に出掛け、それを見つけた。
小屋は血臭と腐臭に満ち、部屋は真っ赤に染まり、中には7組の死体が転がっていた。
死体にはすでに蛆が湧いており、更に野性の動物に食われたのか所々が欠けていた。
母親はあまりの惨状に耐え切れず入口で意識を手放した。
小屋の主である祖母は小屋の裏にばらばらにされ埋められていたのを猟師が発見した。
確認したところ、死んでいる男達は最近この近辺で有名な盗賊達だった。
またその後、少女の物と思われる“ずきん”がベットの上にあるのを見つけた。
ずきんは白かったのが嘘のように赤黒く染まっていた。
だが、何処を探しても少女を見つけることは叶わなかった。
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