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青年の言葉通りであった。
少し歩いたところに川が流れており、花畑が広がっていた。
「凄いわ!あのお兄さんが言った通り」
少女は喜んで花を摘んだ。
しばらくして、花束を作ると少女は再び道に戻り祖母の家を目指した。
「お祖母さんに何をお話ししようかしら。お母さんが刺繍をしているテーブルクロスとかお洋服の話はどうかしら」
お見舞いで何を話そう、あれを話そう。少女はうきうきしながら道を歩く。
花の事を教えてくれた青年の事も話そうと考えていた。
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