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代わりにいたのは6人の男達だった。
何か嫌な予感がした少女は、直ぐさま踵をかえして逃げようと思った。
だが、遅かった。
後ろから誰かに肩を掴まれ、それは叶わなかったのだ。
「ああ、こいつだよ。さっき話してた」
「おじさん…」
「よう、嬢ちゃん。また会ったな」
少女の肩を掴んでいるのは先程道であったあの40代の男だった。
「な…んでおじさんが?それより、お、お祖母さんは?」
カタカタと震えながら少女はやっとの事で言葉を絞り出す。
「お祖母さんは……」
男はニタリと笑った。
「……俺らが殺したよ」
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