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『ただいま。』
「お帰りなさいませ。皐月お嬢様。」
朝と同じ、大勢のメイド達に出迎えられ家に入った。
手のひらの傷は、ハンドアクセで隠した。
「皐月。そのアクセ…」
玄関で待っていた、菜月は眉間に皺を寄せ聞いた。
『後で…後で話すよ!広間でね。』
そう言って、自分の部屋に入った。
菜月は、黙って皐月の背を見るしかなかった。
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