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「皐月お嬢様。お夕食の時間です。」
扉の前で、メイドが知らせる。
『ありがとう。今行く!!』
勢い良く、扉を開けメイドに笑顔を向け広間に行った。
「皐月。偉かったね。」
広間に入るなり、父が誉めた。
『へ?何が…』
「皐月。そのアクセ…怪我を隠す為だったんでしょ?」
横にいる菜月が皐月を椅子に座らせながら笑った。
『ごめんなさい…。女の子をかばって…』
「何言ってんだ!かばってやる事は、勇気がいるんだぜ?」
深月はニッと笑った。みんなも笑っていた。
『みんな…ごめんなさい。』
そう言って、笑った。父も母も笑っていた。
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