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「じゃあ、その間が…皐月?」
郁夜が、4人を代表で聞いた。
『うん。何故だか。』
そう言って、皐月の翡翠色の瞳が4人を見る。
「それにしても、綺麗な翡翠だね。」
翔がニコニコ笑いながら近付く。
『お父様が綺麗だからね。ところで、何で私が生徒会に…?』
「「皐月が目に入ったから!」」
みんなして、声を揃え言う。
『あ…そうなんだ。』
ふと、窓から校門が見えた。
『(あ…あれは、麻那華家の。)神楽!!』
そう叫び、生徒会室を出ようとした。
「皐月。勝手に出んな(怒)」
「愁。辞めなよ!」
誰かの腕が、私の肩を掴んでる…と言うよりは、抱いてる感じに近い。
『愁…?神楽迎えに来てる…から。その…』
そう言うと、睨まれた。
「あ゛?」
『うぅっ…翔~』
そう言って、皐月は愁の腕をスルリと抜け出し翔の後ろに隠れた。
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