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『はい。』
〈皐月!校門に来てみなさい。〉
『え…?校門には、神楽しか…』
そう。さっき見たときには、神楽がいた。
〈神楽は、多分帰ったよ。深月の電話で〉
『お父様…?今、どこに…』
〈校門の所だよ。母様も。〉
どんなに、その言葉を待っていたと思う?
『嘘…』
既に、電話は切れていた。
皐月は、急いで校門へ向かった。
その時、偶然にも愁が皐月を見つけた。
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