愁の気持ち

4/5
前へ
/90ページ
次へ
思わず痛さに叫んでしまった。 「えっ!?そんな痛かったか?」 頼波はびっくりして手を離した。 『…っつ』 左手は、痛さで震えていた。 「大丈夫か!?これ外せ!」 勢い良く、皐月の手を取ったのは愁だった。 『愁…!?外しちゃ…!!』 そう言った時には遅かった。 「何…?この傷。」 「ほぼ全体じゃん!?」 「傷の幅が広い…」 頼波以外のみんなが呟いた。頼波は「俺のせいだ」みたいな顔で見ていた。
/90ページ

最初のコメントを投稿しよう!

430人が本棚に入れています
本棚に追加