小さなお人形さん

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『名前は何て言うの?』 「麻那華優雅。」 へ?麻那華…だって!? 『お母様のお名前は…?』 皐月はまさかと思い、母親の名前を聞いてみる。 「麻那華菜月。」 『……。お姉様~私に押し付ける気ね。』 皐月はそう言うと、菜月に電話を掛けた。 〈お留守番サービスに接続します。ピーと…〉 お留守番サービス!? ふざけんなぁ!!!! 「お母様が、皐月お姉様の所にいなさい☆」 『優雅…ね。菜月お姉様が帰ったら、懲らしめてあげなくては♪』 皐月はサラリと怖い言葉を言った。 「さぁて。人形も誰か分かったし、行くか。」
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