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「「皐月!?」」
慌てて皐月に駆け寄る兄・深月と菜月。
『…うぅ~~~』
今にも泣き出しそうな声をする。
「だから言ったでしょう?」
皐月に歩み寄り、抱きかかえながら注意する。
『うぅ…ごめんなさい。』
輝きながら揺れる黒髪。長さは、耳の少し下ぐらい。
瞳は、翡翠…。
「分かれば良いのよ?皐月…笑いなさい。」
隣で、金髪の髪が靡く。黒真珠のような黒い瞳。
『こんな笑い?』
皐月はニコッと満面の笑顔を見せた。
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