第4章 再戦、そして…

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「わかった…」 「雷、荒と一緒に旋風を討て。後はウォスリスだ」  全員が頷くのを見ると、遼は合図をかけた。 「では、行け!」  次の瞬間、旋風は雷に、ウォスリスは昴によって庭に弾き出された。 その後を、他の三人が追った。 「家の中だと散らかるからな」 「こっちとしても外の方が動きやすい」  旋風と雷は互いに構え、相手の出方を見ていた。 「また色気にやられたのか?」 「朝の借りがまだだったからね」  昴はウォスリスと距離を置き、水による攻撃をよけていた。 「武、準備をしろ」 「ああ…」  遼は武に命令すると、防御体制になっている昴を加勢しに行った。 「武、紙をよこせ」 「無駄にするなよ」  荒は武から紙を奪うと、肉弾戦となっている雷の方へ急いだ。 「師匠、力を貸してください…」  武は呟くと、紙に術を唱え力を込めた。
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