第4章 再戦、そして…

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「一息ついたら夕飯にしよう。今日は残り物で作るから味の保障はしないぞ」  遼は冷蔵庫から食材を取り出し献立を考えた。他の四人は各々おとなしくしていた。すると、台所から遼の姿が見えなくなった。 「遼?」  荒が名前を呼びながら行くと、死角となる場所で遼がうずくまっているのを見つけた。 「どうかしたのか?」 「いや、ただの寒気だ。大事はない、治まったから」 「休んだほうが…」 「全員が夕飯抜き、またはレトルトになるのはゴメンだ」  遼は笑いながら言うと立ち上がり、料理を開始した。荒は心配なのか、料理の手伝いをしていた。 「おい、荒が料理をしているぞ」 「今日は皮付き野菜の成り果てになりそうだな」 「そこの二人、抜きにするぞ」  二人の話し声が聞こえたのか、遼がその一言を言うと、二人は我先にご機嫌取りをした。  この間、武は疲労がピークに達したのか、ソファーで寝転んで眠りに落ちていた。
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