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「ご主人様、お前『も』と言う事は…」
「ウォスリス達に付いて行け。それが嫌ならいかさないぞ」
「わかりました…!」
少年は顔を赤くして部屋から姿を消した。
「ウォスリス、あいつはまだ子供だ。暴走するかもしれないから、巻き込まれないように…」
「わかりました、気をつけます」
「では、傷が癒え次第、『時守遼』と周りにいる四人を抹殺しろ」
「わかりました!」
ウォスリスは男性に背を向けて部屋を出ていった。
「我が動く事が出来たなら…。黄龍よ、覚悟しておけ!」
男性が呟いた頃、遼は寒気を感じていた。男性はそんな事とは知らず、姿を消した。
彼が遼達とはどのような因果があるのか分からない。だが、壮大な恨みを抱いていることは確かである。これから、どのような戦いが起きるかは誰も知ることは出来ない…
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