第3章 馬鹿(?)の襲来…かな

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「荒、今のは言い過ぎだ」 「…確か以前に夕方まで寝てた奴がいたな」 「確かにいたな、そんな奴。 『その日は学校に来い』と呼ばれていたのにな」 「うっ……いや、それは…」 「否定できるのか」 「…ジジツデス。ホントウノコトデス。スミマセンデシタ」  途中で言い返したとしても、返り討ちに合うことは目に見えていた。最終的には雷が謝るまで嫌みは続くのだ。 「…………」  その間、遼はずっと黙り込んでいた。さすがにおかしいと感じたのか、いきなり昴は遼を前から抱きしめた。 『ボカッ』  結果はもちろん、殴られる訳だが、今回は3人に殴られた。 「いきなり、何をしているんだ!」 「まったく、大人しいと思ったら…」 「いい加減にしろ」 「だってよ…遼が何の反応もしないんだぜ。 これはチャン…ゲホッ……おかしいとは思わないのか?」  昴は3人に足蹴にされながらも、遼の方を指差した。遼はまだ空(クウ)を見ていた。
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