第3章 馬鹿(?)の襲来…かな

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そして、数分後…  遼はゆっくりと顔を上げた。その顔は無表情だった。 「お前ら……死にさらせ、この馬鹿どもが!」 『ギャアアアァァァ』  二人の馬鹿の悲鳴があがった。問答無用で遼は二人を殴っていた。  何はともあれ、二人の犠牲者が出たが、遼はきちんと戻って来たのだった。 『良い方に終わらせるな!!』  …ちっ、生きていたか。 「……空に向かって何か言っている二人はほって置いて」 「遼、さっきはどうしたんだ?」  遼は軽く首を傾げた。 「…………なんだったっけ?」 『………はあ?』 「忘れた…かも」  本当に忘れたらしく、首をさらに傾げる遼を見て他の四人は言葉が出なかった。
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