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「そんな目で俺を見ていたとはなぁ」
「いや、違いますよ遼さん。誤解ですよ」
遼の回りは黒く冷たいオーラが出ていた。オーラに当てられた昴は冷や汗流していた。
「何が、違うんだ?」
「それは…あっ、そうそう。
ほら『水も滴る良い男』っていう意味で、褒めているんですよ」
「ふーん…」
「納得していませんね。それに…」
さらなる言い訳を考えていた昴に雷は追い打ちをかけた。
「今夜のおかずにしようとしていたんだよな」
「そうそう、あまりにも良さそうだから…って、雷!テメェ何を言わすんだ!」
雷の言葉は遼の怒りに油を注いだ。そして、遼が足を構えたのを見ると、昴は頭を抱えて備えた。。
「…いい加減に、その万年発情期な頭をどうにかし…!」
「………?」
脚を構えた状態で止まった遼は止まった。いつまでも衝撃が来ないことに不思議に思った昴は顔を上げた。
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