第4章 再戦、そして…

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「お前は、朝の…」 『オカマ!』 「オカマじゃない!」  人影がウォスリスと気がついた雷と昴は遼の言葉を遮り叫ぶと、ウォスリスは顔を赤くして反論した。 「だって、口調が変だよな」 「気持ち悪いよな」 「こらっ、そこの赤髪! お前は私の色気にやられかけただろうが!」  昴を指さし、叫ぶウォスリスを横目に二人はコソコソと話しをした。 「色気だって…気持ち悪い」 「俺が感じるのは遼にだけだし…」 「あいつなんか目じゃないしな」 「な、なにを!」 「ウォスリス、熱くなるな。からかわれているだけだ」 「あっ、もう一人いたんだ」 「…………」  ピキッと額に青筋を走らせた男をみて遼はため息をついた。
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