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「お前は、朝の…」
『オカマ!』
「オカマじゃない!」
人影がウォスリスと気がついた雷と昴は遼の言葉を遮り叫ぶと、ウォスリスは顔を赤くして反論した。
「だって、口調が変だよな」
「気持ち悪いよな」
「こらっ、そこの赤髪!
お前は私の色気にやられかけただろうが!」
昴を指さし、叫ぶウォスリスを横目に二人はコソコソと話しをした。
「色気だって…気持ち悪い」
「俺が感じるのは遼にだけだし…」
「あいつなんか目じゃないしな」
「な、なにを!」
「ウォスリス、熱くなるな。からかわれているだけだ」
「あっ、もう一人いたんだ」
「…………」
ピキッと額に青筋を走らせた男をみて遼はため息をついた。
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