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あのあと、俺は一也に殴られたが友情の証だとおもい、おかえしにその友情を三倍にかえした。
学校がおわり俺は即座に家に帰った。
あんなこと聞かされたら早く帰りたくなる。
帰って何かできるわけじゃないが、何もしないよりはマシだ。
家に着き、姉貴はまだ帰ってなかった。
「ただいま~」
……………………
癖でつい「ただいま」と言ってしまう。
でも家の中からは何も返答はなかった。
当たり前だ、だれもいないんだから。
急に俺の中で何とも言えない感情があった。
「姉貴は………あの日からずっとこれを感じてたのか?」
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