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もし目の前の光が消えたらどうなるのだろう?
今この場所に立っている。
この場所で動いている。
そして、数多くの景色を見ている。
目に入ってくるものは、明るい光、暗い光。
今この目は、あきらかにたしかに汚れている。
その中で、あらゆるものを感じて立っている。
しかし、もし今目の前の光が消えたらどうなるのだろう?
あらゆるものを見てきたこの目に、光が入ってこなくなったら……
一秒前に見えていた、景色が光が一秒後には消えていたのなら…。
一秒前に見えていた景色。
一秒前に見えていた光。
一秒前に感じていた香り。
一秒後に消えた景色。
一秒後に消えた光。
一秒後に消えた香り。
命とははかなくもろい。
一秒、たった一秒で消えてしまうものがある。
仕方のないことであっても、さみしい。悔しい。
見たくないものを見なくてはいけないかもしれない。 見たいものを見れないかもしれない。
だからこそ、今、目の前の光を、景色を、香りを、目にうつるすべての、身体で感じるものを、精一杯感じて、精一杯受け止めて、歩いていこう。
どんなに、苦しいことがあっても、嬉しいことがあっても、一秒を、ただの一秒を大事に歩いていこう。
<if>もし、を考えないために
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