プロローグ

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祐孝が呆気に取られていると、佳章が真顔で訊ねた。 「そぅいや、みのりってフリーなん?」 散々盛り上がっておいて今更過ぎる質問に、祐孝は顔をしかめた。 「つかそんな事も知らねぇの?」 佳章がこの世の終わりみたいな顔をする。どうやら祐孝のそれを、イエスと解釈したらしい。 「だが、断る!現実なんて見るもんか!現実なんて…うぁぁあん」 「…………」
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