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「んっ…んんっ、ふっ……」
暖房によって暖められつつ、どこか寒々しい部屋にくちっ、くちっと淫猥な音が響く。
「エドァルド?もう少し奥まで……、出来ない?」
「んあっ…、これ以上は……、」
「そっか、じゃあ明日はトーリスを呼ぼうかな、それともライヴィスにしようかな?」
「―――――っ!!」
今日エドァルドは夕食後にイヴァンの部屋に呼ばれ、主人への奉仕を命じられた。
いつものことなのだ。
昼間はトーリスやライヴィスに場を任せるかわりに、自分は主の夜枷の相手となるのだ。
「んっ……、んんっ、はっ…、」
「ありがとう、君は素直だね。エドァルド。」
自分の名前を呼ぶその声が悪魔の囁きに聞こえる。
眉間に寄せた皺に気付かれていないだろうか。
苦しさに耐えながら奉仕を続けると、主のそれが重圧を増してエドァルドの口の中で弾けた。
「っ……、はぁっ…。」
苦い液体を無理やり飲み込み、上を見上げた。
瞳にはうっすらと涙が浮かんでいる。
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