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(ハッ!ここは・・・)
気づくと俺は真っ暗で狭くてなぜかワインの匂いのする
木の箱っぽいところにいた。
「・・・どこ?」
至極当然の疑問だが自分の状況を整理するためにわざわざ
言ってみる。
俺の頭じゃ
わからないよな・・・。
「いやいやいやいや!!てか
誰もわからんわ!!!!」
騒がしい男だ。
「トイヤ!」
変な掛け声で頭上にある気の箱の上の部分を叩き割る。
やべぇ俺ってちょっとかっこよくね?
ワインの匂いをぷんぷんさせた男が自意識過剰なことを思っている。
(よし!ここは正面突破だ!)
なにがよしなのか分からないが勢いよくかっこつけて男は飛び出した。
着地して顔を上げようとした瞬間
カチャ
(コメカミに銃口っぽいのを当てられた。)
(俺ピーンチ!ってか・・・どうしよう。)
顔を上げれず下を向いたまま思った。
(俺に銃を当ててる奴はどんな奴だ?)
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