駄目少年

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「おい!」 そんなた立ち呆けている少年に図体のでかいおっさんが声をかける (でもなぁ・・・。大見栄切った手前どうやって帰ろうか。) 「おい!!」 おっさんは気付かない少年に苛立ち声を張り上げて少年を呼ぶ。だが・・・。 (そうだ!じっちゃんが心配すぎて枕元に出てきたから 帰ってきたんだよ。じっちゃーん(ハート)ってのはどうか?) 少年は気付かなかった。 ちなみにこの少年のじっちゃんというのは本当の祖父ではなく近所の物知り爺さんのことで少年は母親の姉・・・つまり伯母さんとこの爺さんの協力で育てられたといっても過言でない。 「聞いてるのか!??」 おっさんは相当ご立腹だ。それでも少年は気付かない。 (そうだよそれならいける!俺って天才!! よし、そうときまった次の大陸船でかえ・・・) 「天空よりいでし我が剣よ 業火となりてかの者を薙ぎ払え」 「エターニア・フレア」 飛んできた凄まじい火球が少年に当たりドーンという音と共に少年は宙を舞った。 (え・・・。何?俺なんで飛んでんの?俺の考えてたこと駄目だった? ・・・でもこのツッコミはちょっと・・・激しくない?) ドンという激しい音と共に少年は地面に落下した。 (そして俺はそのまま帰らぬ人になった。 じっちゃん・・・ごめん。) (俺の物語はこれで終わりだ。 応援してくれたみんなありがとう!) ・・・終わらすなよ。
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