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「まぁね。オレの前を偉そうに飛んでるんだから、あのぐらいやっても文句はないはずだよ」 いったい何をしたんだ? (――いや、聞きたいのはそんなことではなく! ) 琴葉は大きく首を振ってから、勢いよく顔を上げた。 「怖い顔のアンタの名前は?」 急に顔を近づけないで欲しい。 せっかく入れた気合が恥ずかしさと驚きのあまり一瞬で縮んでしまった。
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