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人生初の学校案内、精一杯勤め上げようではないか。 琴葉は一人走りな使命感に燃えるのだった。 「……すげーな、あの転校生」 「まるで猛獣使いだよね」 「命知らずっていうか……」 「野性味溢れる夏目様を(言葉の)鞭打って操るなんて羨ましい!」 「あ、それ私も思ったー!!」 二人のやり取りの始終を固唾を呑み見守っていたクラスのものたちがそう囁き合っていた事を、二人は知らない。
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