5/5
前へ
/36ページ
次へ
どすっ 「うぉっ!?」 差し伸ばした両腕にもの凄い勢いで何かが落ちてきた。 その衝撃に肩と腕が悲鳴を上げるが、琴葉は何とか両足で踏ん張りをきかせて、地面に落とすことなくしっかりと抱きとめた。 「痛っ……」 ふうと一安心した琴葉はその場にぺたんと座り込む。 そして腕の中に落ちてきたものを見て……驚愕した。 ――腕の中の『それ』は、小柄な少年だったのだ。
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加