Prologue

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「涼しい……やっぱ秋はこうでなくちゃ。」 開け放たれた窓からは秋の夜に相応しげな涼しい風が漂ってきた。 「あれ?今日満月じゃん。」 ふと空を見上げるとそこには満天の星達とその星達を霞めてしまうくらい綺麗で明るい月が昇っていた。 「満月とかガキの頃の月見大会以来かな、まじまじ見るの。」 俺が住んでいる地域は昔から月がよく見えることで有名で自治体はそれに乗っかって十五夜の晩に大々的な催しを開催している。
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