ベスの居る風景

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ら、車道へ出て事故に遭ったのではないかと、最悪の事態を想像した。  そうこうしている内に、時間は刻々と過ぎていった。  そして、セリカがベスを探し始めてから二十分が経ったとき、背後に何かが近付いた気配を感じた。振り返ると、口に黄色いタオルを咥(くわ)えたベスが座っていた。 「ベス、何処へ行っていたの? 心配したんだよ!」
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