2001‥同窓会‥

2/21
前へ
/353ページ
次へ
〔であるから~これから君達は社会の一員として~〕 そこには何処にでも見られる成人式の光景が広がっていた。 真剣に話を聞く者 友達と会話をする者 夢の中に存在する者 大騒ぎをする者 そして…ここにも1人 お偉方の長々しい話に飽き、会場を立ち去ろうとする者が…。 柳 修一郎 (ヤナギ シュウイチロウ) この物語の主人公である。 『着なれねぇ服着て、誰だか分からねぇオヤジの何だか分からねぇ話を聞いて、人生最大の無駄な時間を過ごす事はねぇべ』 修一郎は重々しい扉をゆっくりと開け外へと出て行く。 そしてこの物語の扉も… 今…ゆっくりと…開かれていく…。
/353ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3039人が本棚に入れています
本棚に追加