時過

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気付いた時には 遅かった 僕は 僕でなくなっていた いつのまにか 消えていた 明日への想いと 静かな希望 確かにそこにあったのに 目が届くところに あったのに 時間とともに 消え去った 過ぎた季節を 憎んだけれど 過ごした日々を 悔やんだけれど 残酷な゙時゙は止まらない 冷酷な゙時゙は返らない ああ どうか君は 今を生きて 過ぎ行く 時 を 振り返らずに .
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