THE END!?

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  仕事を定時で終わらせて 綾香に声をかける事もせず、事務室を飛び出した。  だって これ以上何か言われたら、あたしの ちっちゃな勇気が どこかに飛んで行きそうだし。 博雅に電話する為に 近くの空いている会議室に入ったあたしを 見ていたらしい。 カギを締める前に ドアが開いた。  ギャッッ…誰!? 隠れる暇がないぃ………  って、高城じゃん。  「ふっざけんなよっ、高城のクセに 驚かせんじゃねぇっ。」  フギャァウ…。 高城から 左頬を つねられた。 しかも、そのまま離してくれない。  「ただ 俺は、普通に会議室のドアを開けただけだっ。勝手に驚いたクセに 人のせいにすんじゃねぇ。」  「どうみょ… すみ まちぇん。」  高城の言う通り。  あたし 博雅に電話しなきゃ って焦ってて、回りを見てなかった。  
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